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雄略天皇の古代史

book009

雄略天皇の古代史  (book009)

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¥3,300
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( 税込¥3,630 )

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「大悪天皇」か、それとも「有徳天皇」か──。

雄略天皇の治世は、おおよそ5世紀後半に比定される。
中国史書に「倭国」として登場するこの時期の日本は、
各地で巨大な前方後円墳が営まれる古墳時代であり、
豪族たちによる激しい権力抗争が繰り広げられていた。

倭王の権力はいまだ盤石とはいえず、ヤマト王権は豪族たちが連合して倭王を推戴し、
それぞれの職掌を分担する非専権的王権であった。
豪族連合たるヤマト王権を専権的王権へと発展させ、
新たな政治体制を構築した人物こそが雄略天皇である、とする評価がある。
しかし、雄略死後の王位継承の混乱と王統断絶、
そして6世紀初頭に傍系から継体天皇が即位するに至ることを考慮すれば、
雄略朝を単純に画期と評価してよいのか、なお疑問が残る。

本書では、雄略天皇に関する記紀の所伝、出土文字史料、そして中国史書から王権と豪族の動向を復原し、
5世紀後半から6世紀前半にいたる時期のヤマト王権の政治史復原を試みる。
豪族の連合体である「遅れた」政権から、より「進んだ」専権的王権へ──
という「進化論的古代史観」を克服し、先入観を排した古代史像を描き出す。

 

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