定価(税別)
¥3,600
販売価格(税別)
¥3,600
( 税込¥3,960 )
在庫状態 : 在庫有り
甲骨文から横浜中華街まで
東アジアにおける「巫」「占」の諸相を、十一人の専門家が論じる。日文研での共同研究会の成果論集。
「巫術」「占術」は「人類普遍の営み」である。
中国殷代の甲骨文から始まり、古代・中世の日本列島や琉球、朝鮮のさまざまな占いや巫術を経て、現代の沖縄・横浜中華街の占いに至る十一篇の論考により、日本列島を軸とした占術と巫術の空間的・ 歴史的な展開が多面的に浮かび上がる。
目次
- 第1章 古代中国の占術と巫術
- 小南一郎「殷墟卜辞と商の王権」
- 大形徹「巫・靈・毉・筮」
- 第2章 古代日本の占いとその周辺
- 山下克明「陰陽道の祭祀、百怪祭をめぐって」
- 上野勝之「日本古代の憑依託宣と卜占」
- 平林章仁「祈狩考―古代日本の占いと動物―」
- 第3章 占術・相術・信仰の受容と展開
- 豊田裕章「日本中世初期の都市構造と気脈や地勢を重視する風水思想との関わり
- 奈良場勝「大雑書の易をめぐる書林の動き
- 山里純一「琉球の『観音霊籤』
- 第4章 占いと巫術の現在
- 塩月亮子「沖縄シャーマニズムにおける巫術・占術の変容と展開」
- 中町泰子「横浜中華街における占い店舗の集積と占いの受容」
- 吉村美香「東アジア三国における『霊棋経』の存在様」
- 判型:四六判 360ページ
- ISBN:978-4-909868-10-7 C3014
- 本体価格:3,600円(税込3,960円)
- 発行:2023年8月17日発売
※レターパックプラスでの発送となります。
※送料として別途520円いただきます。(他商品と同時購入の場合は送料が高い方で計算されます)
※決済方法はクレジットカード決済のみとなっております。
※金曜午後〜日曜、祝日の間に頂いたご注文は翌営業日以降の出荷処理となります。