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清華簡『耆夜』の引詩とその背景

清華簡『耆夜』には、周公らが饗宴の場で「蟋蟀」などの詩を賦すさまが描かれている。本稿ではこの『耆夜』の引詩を取っかかりとして、先秦期にあって詩はその場の状況に合わせてその原義から離れ、あるいは原義にとらわれずに新たな解釈が施されて読み替えられ、作り替えられるものであると、「断章取義」の積極的評価を試みる。
本書は『中國古代史論叢』八集(立命館東洋史學會 2015 年3 月31 日発行)所収の論文を、志学社論文叢書の一冊として電子書籍で単行したものです。論文の体裁・内容については、原則として刊行当時そのままになっております。
志学社論文叢書は、入手の難しい論文を電子出版の形でアクセス・入手しやすくなることを目的として刊行したものです。

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