書籍
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9.62023
巫・占の異相 東アジアにおける巫・占術の多角的研究
甲骨文から横浜中華街まで東アジアにおける「巫」「占」の諸相を、十一人の専門家が論じる。日文研での共同研究会の成果論集。「巫術」「占術」は「人類普遍の営み」である。
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10.212021
増補新版 漢帝国と辺境社会
鮮やかによみがえる「対匈奴最前線」──漢帝国の長城のまもりと、辺境に生きた人びとの姿秦の始皇帝の時代、将軍・蒙恬によって匈奴は豊かなオルドスの牧地から黄河の北へと駆逐された。しかし、秦末の混乱に乗じて冒頓単于は匈奴の勢力を再編・拡大し、あらたに誕生した漢帝国に対して優位に立った。
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3.302021
藤原仲麻呂政権の基礎的考察
わが国における律令官僚制政治は、その本格的導入をはかった藤原不比等の孫・仲麻呂に至り、いちおうの完成を見ることとなった。仲麻呂政権は、聖武天皇亡きあと、孝謙天皇の即位後もなお実権を握り続けた光明皇太后の後ろ盾に基づいて成立したものであり、「光明皇太后・仲麻呂政権」とも言いうるものであった。
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2.172021
不老不死 仙人の誕生と神仙術
古代中国において、死は単純な「終わり」ではなく、「再生のはじまり」であった。精神は「鬼」となり、生き続けた。しかし、肉体は朽ちる。この肉体を不滅のものとしたのが不老不死の「仙人」である。
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